
















東秩父村和紙の里 バスターミナル
和紙漉きの道具「簀桁(すけた)」を積み重ねたような、村産材の檜・杉・和紙を用いた温もりのある木製のバスターミナルです。
お話を頂いたきっかけは、所属しているNPO法人川越蔵の会のつながりでした。ユネスコの無形文化遺産に登録になった「和紙:日本の手漉和紙技術」を受けて、いままであった「東秩父村和紙の里」をリニューアルするというプロジェクトのお手伝いをさせていただいた中で実現したものです。
東秩父村にしかないようなバスターミナルを実現するため、村産材を使った木造のターミナルであること、和紙の里としてリニューアルした場所としての「顔」を持つアイコンとしての建物を意識して設計しました。
骨組に桧、外壁の仕上げ材に杉、待合室の内装の一部に和紙を用いて、東秩父の歴史的に受け継がれている材料と現代の技術が共に反映されいる建物になっています。
このプロジェクトは、設計前よりおこなってきた蔵の会の街づくりのアドバイスなど様々な方たちの尽力があって実現したものです。そのなかで僕たちの力が少しでも役に立ったかと思うと、今までにないような感慨深い気持ちになる、設計者としての転換点になった建物です。
・竣工年月日:2016年10月
・用途:バスターミナル
・所在地:埼玉県秩父郡東秩父村
・構造:在来木造工法
・延床面積:81.50㎡